御朱印には、御朱印帳に直接書いていただく「直書き(じかがき)」と、あらかじめ紙に書かれたものをいただく「書き置き(かきおき)」の2つのスタイルがあります。「どっちがいいの?」「書き置きってどう保管するの?」という疑問に、この記事でまとめてお答えします。
直書きとは:御朱印帳に直接書いていただくスタイル
直書きは、持参した御朱印帳のページに、その場で墨書きと押印をしていただく授与方法です。目の前で一枚ずつ仕上げていただける臨場感と、自分の御朱印帳にだけ存在する一点ものの味わいが魅力。書き手の方の筆づかいによって表情が変わるので、同じ社寺でも訪れるたびに違った出会いがあります。墨の香りとともにページが仕上がっていく時間は、直書きならではの贅沢なひとときです。
一方で、書き手の方がいらっしゃる時間帯に限られる、混雑時は待ち時間が長くなることがある、といった面もあります。
書き置きとは:紙でいただくスタイル
書き置きは、あらかじめ半紙や台紙に書かれた御朱印をいただく授与方法です。「紙渡し」「紙朱印」などと呼ばれることもあります。書き手の方が不在でもいただける、待ち時間が短い、といった利点があり、混雑する時期や小規模な社寺では書き置きが中心になることも多いです。
また、切り絵や刺繍、カラフルな印刷を使った意匠性の高い御朱印は、書き置きのみで授与されることも多いんです。「書き置き=簡易版」ではなく、書き置きだからこそ実現できる表現もある、と考えると楽しみが広がりますよ。
どっちを選ぶ?それぞれのメリット比較
- 直書き:一点ものの味わい・目の前で書いていただける体験・御朱印帳に統一感が出る
- 書き置き:待ち時間が短い・書き手不在時もいただける・凝ったデザインが多い
- 社寺によっては直書きのみ、書き置きのみの場合もある(選べないことも)
どちらが上ということはありません。御朱印が参拝の証であるという本質は、直書きでも書き置きでもまったく同じ。その日の状況や社寺の授与方法に合わせて、ありがたくいただきましょう。
書き置き御朱印の保管方法
書き置きをいただいたら、折れや汚れがつかないよう、クリアファイルなどに挟んで持ち帰りましょう。帰宅後は、御朱印帳に貼るのが定番の保管方法です。貼るときは、のり付けが一般的。テープのりや、シワになりにくいスティックのりが使いやすいですよ。四隅までしっかり付けると、めくれにくくきれいに仕上がります。
最近は、書き置きを貼らずに差し込んで収納できる「書き置き専用ホルダー」も人気です。貼る手間がなく、サイズの違う書き置きもまとめて保管できるので、書き置きが増えてきた方にはこちらもおすすめです。
✦ 書き置きのサイズに注意
書き置きは社寺によってサイズがまちまち。御朱印帳より大きい場合は、余白を少し折り込んで貼る方法があります。切って小さくするのは避けたいので、大きめの御朱印帳やホルダーをひとつ持っておくと安心ですよ。
直書き希望のときに知っておきたいこと
「せっかくなら直書きでいただきたい」という方は、授与所で「直書きは可能ですか?」とひと言確認するとスムーズです。社寺の状況によっては書き置きのみの日もありますし、行事の期間中は直書きを休止していることもあります。直書きできないと言われたときに残念な顔をしてしまうのは避けたいところ。どちらの形でも、参拝の証であることに変わりはありません。
直書きと書き置き、それぞれの良さを知って柔軟に楽しめるようになると、御朱印めぐりはもっと自由で豊かなものになります。あなたの御朱印帳にも、両方のスタイルの御朱印が少しずつ増えていきますように。

