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神社とお寺の御朱印の違い|書かれる文字・呼び方・作法

2026/08/02 公開

「御朱印とは参拝の証」ということはなんとなく分かってきたけれど、神社でいただく御朱印とお寺でいただく御朱印って、実は何がどう違うんだろう……と気になったことはありませんか。同じ「御朱印」という言葉でくくられていても、並べてみると書かれている文字の雰囲気や、お渡しするときの呼び方が違っていて、戸惑った経験がある方も多いかもしれません。

神道の神社と仏教のお寺は、そもそも信仰の対象も歴史的な背景も異なる存在です。ですから、そこでいただく御朱印にも、それぞれの文化を映した違いが自然と表れます。とはいえ、難しく考える必要はありません。この記事では、神社とお寺の御朱印にどんな違いが見られやすいのか、初心者の方にもわかりやすいように代表的なポイントに絞って解説します。

傾向であって、決まりではありません

ここでご紹介するのはあくまで「よく見られる傾向」です。御朱印の書き方やお金の呼び方、参拝の作法は、社寺や宗派によって細かく異なります。この記事の内容を絶対的なルールとして覚えるのではなく、大まかな見取り図として気軽に読み進めてくださいね。

結論:参拝の証という意味は同じ、でも細部に違いがあります

先に結論からお伝えすると、神社の御朱印もお寺の御朱印も、「参拝したことの証としていただくもの」という根っこの部分はまったく同じです。どちらも、神様や仏様にお参りをした記録としてありがたくいただくものであることに変わりはありません。

違いが出てくるのは、そこから先の細部です。書かれる文字の傾向、押される印の意匠、納めるお金の呼び方、参拝するときの作法など、神道と仏教それぞれの文化を背景にいくつかの点で違いが見られます。ひとつずつ見ていきましょう。

書かれる文字と押される印に違いが出やすい

御朱印の中央には、多くの場合その社寺を象徴する文字が大きく書かれます。ここに書かれる文字の傾向は、神社とお寺で少し違って見えることがあります。

  • 神社では、社名そのものや、まつられている御祭神にまつわる文字が中心になることが多いです
  • お寺では、御本尊を表す文字や、札所として巡礼の対象になっている場合はその番号などの情報が加わることがあります
  • 押される印も、神社では社名や御神紋をあしらったものが、お寺では御本尊や寺号にまつわるものが用いられる傾向があります

もちろん、これはあくまで「よく見られる傾向」であって、すべての社寺に当てはまるわけではありません。同じ神社どうし、同じお寺どうしでも、書き手や社寺の方針によって表情はさまざまです。違いを探すことよりも、一枚ごとの個性を楽しむくらいの気持ちで眺めてみるのがおすすめですよ。

納めるお金の呼び方が違います

御朱印をいただくときにお納めするお金にも、神社とお寺で呼び方の違いがあります。神社では「初穂料(はつほりょう)」、お寺では「納経料」や「志納料」、あるいは「お布施」といった呼び方が使われることが多いです。

呼び方は違っても、どちらも神様や仏様への感謝の気持ちとしてお納めするものという意味合いは共通しています。金額は300〜500円程度が一般的とされていますが、社寺や御朱印の種類によって幅があるので、あくまで目安として捉えておいてくださいね。

呼び方を間違えても心配いりません

初穂料と納経料、どちらの言葉を使えばいいか迷ってしまう方もいるかもしれません。授与所では「御朱印をお願いします」と伝えるだけで十分に伝わりますので、呼び方にこだわりすぎなくても大丈夫ですよ。

参拝の作法にも違いがあります

御朱印をいただく前には、まず本殿・本堂にお参りをするのが基本の流れです。この参拝の作法にも、神社とお寺で違いがあります。

  1. 1.神社では、一般的に「二拝二拍手一拝」(二回深く礼をし、二回拍手を打ち、最後にもう一度礼をする)という作法が広く知られています
  2. 2.お寺では、静かに手を合わせて合掌するのが基本で、神社のように拍手を打つことはしません
  3. 3.鈴を鳴らしたりお賽銭を入れたりするタイミングも、社寺の案内表示に沿って行うと安心です

ここでご紹介したのはあくまで基本形で、実際の作法は社寺や宗派によって細かく異なります。境内に案内が掲示されていることも多いので、迷ったときはその場の表示に従うのがいちばん確実ですよ。

御朱印の由来にも違いがあると言われています

御朱印の歴史をたどると、神社とお寺とでは由来にも違いがあると言われています。もともとは、お寺に写経を納めた証としていただく「納経印」が起源だったという説が広く知られており、時代を経て写経を納めなくても参拝の証として授与される形が広まっていったと言われています。神社で御朱印が授与されるようになったのは、それよりも後の時代からと言われていますが、このあたりは資料も限られており諸説あるとされています。

こうした由来の違いを知っておくと、御朱印帳を開いたときの見え方も少し変わってきますよね。ちなみに、神社とお寺の御朱印を同じ一冊の帳面に混ぜていいのかどうかという疑問もよく聞かれますが、これはまた別の切り口の話になるので、気になる方はあわせて関連記事もチェックしてみてくださいね。

まとめ

神社とお寺の御朱印は、「参拝の証」という根っこの部分では同じものです。そのうえで、書かれる文字や印の傾向、初穂料・納経料といったお金の呼び方、二拝二拍手一拝や合掌といった参拝の作法、そして御朱印そのものの由来まで、いくつかの点でそれぞれの文化を映した違いが見られます。どちらが正しい・優れているというものではなく、神道と仏教それぞれの歴史が育んできた個性です。違いを知ったうえで、どちらの御朱印も同じようにていねいな気持ちでいただければ、それがいちばん大切なことですよ。

よくある質問

Q. 神社の御朱印とお寺の御朱印は何が違いますか?

参拝の証という意味は共通ですが、書かれる文字や印の傾向、納めるお金の呼び方、参拝の作法に違いが見られます。神社は社名や御祭神にまつわる文字、お寺は本尊を表す文字などが中心になることが多いです。

Q. 神社とお寺で参拝の作法は変わりますか?

一般的に、神社では二拝二拍手一拝、お寺では合掌して拍手は打たない形が基本とされています。細かな作法は社寺や宗派によって異なるため、境内の案内があればそれに従いましょう。

Q. 納めるお金の呼び方も違いますか?

神社では「初穂料」、お寺では「納経料」「お布施」などと呼ばれることが多いです。いずれも300〜500円程度が一般的とされています。

Q. 神社とお寺の御朱印は同じ御朱印帳に混ぜてもいいですか?

分ける派・混ぜる派どちらの考え方もあり、決まった正解はありません。一部に分けることを求める社寺もあるため、気になる場合は分けておくと安心です。

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