旅先や出かけ先で、ふと「この近くで御朱印をいただけるところはないかな」と思うことがあります。ところが、近くの神社やお寺に行ってみても、御朱印がいただけるとは限りません。この記事では、今いる場所の近くで御朱印がもらえる社寺を探す方法と、出かける前に確認しておきたいことをやさしくご紹介します。
御朱印はどこでもいただけるわけではありません
まず知っておきたいのは、すべての神社やお寺で御朱印を授与しているわけではない、ということです。神職や住職が常駐していない社寺や、そもそも授与所がない社寺もあります。小さな祠(ほこら)や地域で守られている神社では、御朱印の用意がないことも珍しくありません。
また、境内の見た目だけでは、御朱印をいただけるかどうかは判断しにくいものです。地図で近くに神社の印があっても、行ってみたら授与していなかった、ということが起こり得ます。そのため、事前に調べてから向かうのが安心です。
現在地から探す方法は3つあります
今いる場所の近くで探すときは、次の3つの方法が使いやすいです。ひとつだけで決めず、組み合わせると確実性が上がります。たとえば当サイトの御朱印マップなら、現在地から近い社寺を地図の上で見渡せます。
| 探し方 | 向いている場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 地図サービスや御朱印マップで探す | 知らない土地で、まず候補を広く見たいとき | 授与の有無や時間は載っていない場合がある。目安として使う |
| 社寺の公式サイト・公式SNSを見る | 候補が絞れて、受付時間や行事を確かめたいとき | 更新が止まっていることもあるので、日付を確認する |
| 観光案内所や社寺の案内で聞く | ネットで情報が見つからないとき、兼務社が気になるとき | 窓口の営業時間に注意。地域の事情に詳しいのが強み |
近くの御朱印を探す3つの方法と向いている場面
地図で探すとき
地図で「神社」「寺」と検索すると、近くの候補がたくさん出てきます。口コミや写真に「御朱印をいただきました」といった記述があれば、授与している可能性が高いと考えられます。反対に、参拝者の声がほとんどない社寺は、授与していないこともあります。
公式サイトや公式SNSで確かめるとき
候補が決まったら、公式サイトや公式SNSで御朱印の案内を探します。授与の有無、書き置きのみかどうか、特別な御朱印の予定などが載っていることがあります。情報の更新日も合わせて見ておくと、古い情報に振り回されません。
観光案内所や兼務社の案内を頼るとき
観光案内所では、地域の社寺の情報を教えてもらえることがあります。また、ひとりの神職が複数の神社を兼務している「兼務社」では、御朱印がその神社ではなく、本務社など別の場所で授与されることがあると言われています。境内に案内の張り紙があれば、よく読んでみましょう。
出かける前に確認したいこと
候補が決まったら、出発の前にもう一度、次の点を確かめておくと安心です。せっかく足を運んだのに、受付が終わっていた、という失敗を避けられます。
- 受付時間:一般に朝9時から16時台が目安ですが、社寺によって異なります。夕方は早めに終わることもあります
- 書き置きのみの日:混雑する日や、書き手が不在の日は、書き置きでの授与になることがあります
- 行事や祭礼の日:参拝者が多く待ち時間が長くなったり、授与が休止されたりすることがあります
- 兼務社の場合:御朱印が別の場所で授与されていないか、案内を確かめます
とくに受付時間は、季節や曜日で変わる社寺もあります。詳しくは、受付時間の目安をまとめた記事も参考にしてください。
出かける前に用意しておくもの
思い立ってすぐ出かけるときも、最低限のものがあると慌てません。御朱印帳は、持っていればそのままいただけますし、なければ書き置きの御朱印を受けることもできます。初穂料や納経料は、300〜500円が一般的と言われていますので、100円玉や500円玉などの小銭を多めに用意しておくとお釣りの心配がありません。
- 御朱印帳(お持ちでなければ書き置きでも大丈夫です)
- 小銭(100円玉・500円玉を中心に)
- 挟んでおく袋やクリアファイル(書き置きを受けたときのために)
- スマートフォン(地図や受付時間の確認に)
着いたら、授与所の場所を見つけましょう
御朱印をいただける場所は、社寺ごとに違います。神社では社務所、お寺では寺務所や納経所と呼ばれることがありますが、総称して授与所と考えると分かりやすいです。詳しくは授与所とはの記事で整理しています。
見つけるコツは、まずお参りを先にすませてから探すことです。本殿や本堂の近くや、境内の入口付近に、窓口や「御朱印」と書かれた案内が出ていることが多いです。見当たらないときは、無理に探し回らず、境内にいる方に控えめにたずねてみましょう。
窓口が閉まっていたり、呼び鈴が置いてあったりする場合は、案内の指示に従います。不在の札があれば、その日は授与がないものと受け止めて、気持ちよく参拝だけして帰るのも大切です。
近くに見つからなかったときの選択肢
調べても近くに授与している社寺が見つからないことは、実際によくあります。そのときは、少し足を延ばすのがひとつの手です。電車やバスで1駅から数駅ほど動くだけで、候補が見つかることがあります。ほかの社寺もあわせて回るなら、御朱印巡りのルートの組み方も役に立ちます。
もうひとつは、遠方の社寺の御朱印を郵送でお願いする方法です。社寺によっては郵送に対応しているところがあります。郵送でいただける御朱印は、テーマ別のページでまとめていますので、行きたい場所に行けないときの参考にしてください。
はじめてでも大丈夫な心構え
御朱印は、お参りをした証としていただくものです。まずは神様や仏様にご挨拶をする気持ちで、お参りを先にすませましょう。そのうえで、受付に「御朱印をお願いします」と、やわらかく声をかければ大丈夫です。
細かな作法は、社寺ごとに少しずつ違います。不安な方は、いただき方の流れを先に読んでおくと、当日落ち着いて動けます。
✦ 迷ったら、まず「お参り」から
御朱印をいただけなかったとしても、お参りそのものに意味があります。近くで見つけた社寺に、ふらりと立ち寄って手を合わせる。それも素敵な出会いです。

