群馬県は、赤城山、榛名山、妙義山の上毛三山に囲まれた県です。山の中の神社や、温泉街の石段の上の社、平野の古い寺院まで、景色の違う社寺がそろっています。東京から日帰りで出かけやすいのも魅力です。この記事では、エリア別の特徴と、日帰りの組み方をご紹介します。
県内の社寺をまとめて見たいときは、群馬県の御朱印一覧が便利です。場所を地図で確かめながら行き先を決めたい方は、群馬県の御朱印マップもあわせてご覧ください。
群馬の御朱印巡りの特徴
群馬の御朱印巡りでまず考えたいのは、山の社寺と平野の社寺で動き方が違うことです。榛名や赤城、妙義のように山あいにある社寺は、駅から離れていて、参道や石段を歩く時間も必要です。一方で、前橋や高崎、太田や館林のような平野部は、街のなかに社寺が点在していて、短い移動でつなげやすくなります。
もうひとつの特徴は、温泉との組み合わせやすさです。伊香保や草津といった温泉地が県内にあり、御朱印巡りを旅の一部として楽しめます。山の社寺は車が便利ですが、電車とバスを使って組む方法もあります。行き先の近くに駅があるかどうかを、地図で先に確かめておくと計画が立てやすくなります。
エリア別の選び方
代表的なエリアを、雰囲気と向いている人でまとめました。あくまで目安ですので、気になるところから選んでみてください。
| エリア | 雰囲気 | 向いている人 | 回り方の目安 |
|---|---|---|---|
| 前橋・赤城 | 県庁所在地の街なかと、赤城山の信仰の場 | 電車で街歩きをしたい人、はじめての人 | 1日。3〜4カ所 |
| 高崎・榛名 | 駅の周辺の社寺と、榛名山の山あいの神社 | 東京から日帰りしたい人、景色を楽しみたい人 | 1日。市内を中心に3カ所ほど |
| 富岡・妙義 | 上野国一宮の古社と、妙義山のふもとの社寺 | 歴史や由緒に関心のある人、車で動ける人 | 1日。3カ所ほど |
| 渋川・伊香保 | 温泉街と、観音さまを祀る古い寺院 | 温泉とあわせて旅にしたい人 | 1日〜1泊。2〜3カ所 |
| 太田・館林 | 平野の街のなかにある、昔話や歴史ゆかりの社寺 | 短い移動で何カ所か回りたい人 | 1日。3〜4カ所 |
群馬の主な御朱印エリアと選び方の目安
前橋・赤城エリア
県庁所在地の前橋は、街なかの社寺をゆっくり回りたい方に向いています。市内の社寺は、前橋市の御朱印一覧でまとめて探せます。街の中心には前橋八幡宮があり、まずここから歩き始める組み方ができます。
市の北には赤城山がそびえ、山の信仰を伝える赤城神社があります。山のほうへ向かう日は、街なかの社寺とは別の日に分けるか、車で動く前提で組むと無理がありません。市内には善勝寺のような寺院もあり、街と山の雰囲気の違いを楽しめます。
高崎・榛名エリア
新幹線も止まる高崎駅の周辺は、東京から日帰りで来やすいエリアです。駅から行きやすい場所に高崎神社があり、はじめての方の最初の一社にもなります。少し足をのばすと、だるまで知られる達磨寺や、観音さまを祀る長谷寺があります。
榛名山のふもとには、山あいの景色が魅力の榛名神社があります。大きな岩と木々に囲まれた参道を歩く神社で、境内の雰囲気そのものを楽しめます。駅から遠く、歩く距離もあるため、時間と体力に余裕をもって訪ねましょう。
富岡・妙義エリア
富岡市には、上野国一宮として知られる一之宮貫前神社があります。古くからの由緒をもつ神社で、歴史を感じながらお参りしたい方におすすめです。市内の社寺は、富岡市の御朱印一覧でまとめて探せます。
妙義山のふもとには、妙義神社があります。切り立った山の姿を背に、参道を歩いてお参りする神社です。下仁田町には、同じ妙義の山並みにある中之嶽神社もあり、あわせて組むと景色の迫力を味わえます。お隣の安中市の社寺も気になる方は、安中市の御朱印一覧をご覧ください。
渋川・伊香保エリア
渋川市の伊香保は、石段の街並みで知られる温泉地です。石段の上のほうには伊香保神社があり、温泉街の散策とあわせてお参りできます。近くの水澤寺は、水沢観音として親しまれている寺院で、温泉とあわせて訪ねる方も多い場所です。
ここは、泊まりがけで組むと楽しみが広がるエリアです。さらに足をのばすと、沼田市の迦葉山龍華院のように、山の奥の寺院もあります。草津など遠くの温泉地と組むなら、御朱印は途中で寄れる1〜2カ所に絞り、温泉の時間を残しておくと、ゆとりのある旅になります。
太田・館林エリア
県の東にある館林や太田は、平野の街のなかに社寺がまとまっていて、短い移動でつなげやすいエリアです。館林には、分福茶釜の昔話で知られる茂林寺があります。太田には、子育て呑龍として親しまれる大光院と、歴史ゆかりの新田神社があります。
近くの千代田町には光恩寺、板倉町には雷電神社があり、利根川に近い平野の社寺を続けて回れます。その西の桐生市の社寺は、桐生市の御朱印一覧で探せます。車があれば1日に何カ所か回れますが、電車で動くなら、駅から歩ける場所を選びましょう。
日帰りで回るときのコツ
- 東京からの日帰りなら、高崎や前橋のような駅から動きやすいエリアが組みやすくなります。山の社寺を回るなら、車やレンタカーが便利です
- 榛名や妙義、赤城のような山あいの社寺は、参道や石段を歩く時間も必要です。1日に欲張らず、エリアを1つに絞ると景色を楽しむ余裕が生まれます
- 伊香保や草津の温泉と組むなら、御朱印は1〜2カ所に絞りましょう。山の道は日が傾くと暗くなりやすいため、遅い時間の訪問は避けます
- 受付時間や参拝できる条件は、社寺ごとに異なります。御朱印の有無や授与の内容も含め、行く前に公式の情報で確かめておくと安心です
複数の社寺を一日で回るときの順番の組み方は、御朱印巡りのルートの考え方でも詳しくご紹介しています。受付時間の調べ方は、御朱印の受付時間の記事をご覧ください。
出かける前の確認
初穂料や納め方、お参りの順番などは、はじめての方ほど気になるところです。御朱印帳や小銭など、持ち物については御朱印の持ち物の記事に、いただくときの流れは御朱印のいただき方の記事にまとめています。書き置きでの授与になる場合もありますので、直書きと書き置きの違いも知っておくと慌てずに済みます。
✦ 出かける前のひとこと
初穂料や納経料は、社寺によって異なります。300〜500円が一般的な目安ですが、小銭を多めに用意しておくと、落ち着いて参拝できます。
どのエリアも、お参りをしてから御朱印をいただくのが基本です。山と温泉と平野の街、それぞれの景色を楽しみながら、ゆとりのある一日を過ごしてください。

