宮城県は、仙台市を中心に、松島の海辺、蔵王の山あい、石巻の港町、県北の田園地帯まで、景色の異なるエリアが広がる県です。仙台駅を起点に電車で回れる範囲と、車があると動きやすい範囲がはっきり分かれているのも特徴です。この記事では、エリア別の特徴と、日帰りの組み方をご紹介します。
県内の社寺をまとめて見たいときは、宮城県の御朱印一覧が便利です。場所を地図で確かめながら行き先を決めたい方は、宮城県の御朱印マップもあわせてご覧ください。
宮城の御朱印巡りの特徴
宮城の御朱印巡りで最初に考えたいのは、仙台駅を起点にするかどうかです。仙台市内から塩竈・松島方面は、JRや地下鉄、路線バスなどを組み合わせて電車中心で動きやすいエリアです。いっぽう、蔵王や白石、県北のように社寺の間が離れているエリアは、車やレンタカーのほうが動きやすくなります。
もうひとつは、季節と天候です。山あいのエリアは、冬に雪や路面の凍結で道の状況が変わります。海沿いのエリアも、風や天候で船や道路の状況が変わることがあります。出かける前に、交通情報と天気を確かめておくと安心です。
エリア別の選び方
代表的なエリアを、雰囲気と向いている人でまとめました。あくまで目安ですので、気になるところから選んでみてください。
| エリア | 雰囲気 | 向いている人 | 回り方の目安 |
|---|---|---|---|
| 仙台市内 | 城下町の面影が残る神社と寺院が点在する | はじめての人、電車やバスで動きたい人 | 1日。3〜4カ所 |
| 塩竈・松島 | 海辺の古い神社と、景勝地の寺院がある | 景色や食事とあわせたい人 | 1日。塩竈と松島で2〜3カ所 |
| 岩沼・蔵王・白石 | 平野の神社と、山あいの神社が混在する | 車で動ける人、ドライブが好きな人 | 1日。2〜3カ所 |
| 石巻・女川 | 港町と、海を望む神社に出会える | 旅行として楽しみたい人 | 1日。移動時間を長めに見積もる |
| 県北 | 田園地帯に、歴史ある神社が点在する | 人混みを避けたい人、車で動ける人 | 1日。2〜3カ所 |
宮城の主な御朱印エリアと選び方の目安
仙台市内エリア
仙台市は県庁所在地で、はじめての方にも回りやすいエリアです。市内の社寺は、仙台市の御朱印一覧でまとめて探せます。
市の西側には、青葉神社、大崎八幡宮、仙台東照宮、輪王寺などが比較的近い範囲にあります。伊達家ゆかりの社寺が多く、同じ日に組み合わせると、仙台の城下町の歴史を感じながら歩けます。
ほかにも、市の東側には瑞鳳寺や大年寺、二柱神社、市内の中心部には宮城縣護國神社があります。駅から離れた場所もあるため、バスやタクシーを使うかどうかを、地図で確かめて決めましょう。
塩竈・松島エリア
仙台駅から電車で向かいやすいのが、塩竈と松島です。塩竈には鹽竈神社があり、海の近くの街並みとあわせて歩けます。松島には、景勝地として知られる海辺に瑞巌寺があります。観光客の多い時期は混み合うこともあるため、時間に余裕を持って出かけましょう。
仙台と塩竈の間にある多賀城には、多賀城神社や陸奥総社宮があります。古代の歴史を感じるエリアで、仙台から塩竈へ向かう途中に立ち寄る組み方もできます。
岩沼・蔵王・白石エリア
仙台の南側には、岩沼や名取、亘理といった平野の街が広がります。岩沼には竹駒神社や竹駒寺、金蛇水神社があり、名取には熊野那智神社、亘理には亘理神社があります。社寺の間は少し離れているため、車があると回りやすいエリアです。
さらに西の蔵王や大河原のあたりは、山あいの景色を楽しめるエリアです。刈田嶺神社や大高山神社などがありますが、山道を通る場所もあり、公共交通では動きにくいため、車で動くことを前提に計画しましょう。冬は道路の状況に注意が必要です。
石巻・女川エリア
県の東側にある石巻は、港町の雰囲気が残るエリアです。市内や周辺には、鹿島御児神社や零羊崎神社、釣石神社、黄金山神社などがあります。社寺の間の移動に時間がかかるため、行き先は2〜3カ所までに絞り、ゆとりのある計画にしましょう。
石巻市内の社寺は、石巻市の御朱印一覧で探せます。島や半島に渡る場所は、船や道路の状況で動きが変わることがあるため、事前に交通の情報を確かめてから出かけましょう。
県北エリア
大崎、登米、栗原など県北には、田園のなかに歴史ある社寺が点在しています。涌谷の黄金山神社、大崎の荒雄川神社、登米の登米神社や柳津虚空蔵尊などがあり、社寺の間は離れています。車で動き、1日に回るのは2〜3カ所までにすると、景色を楽しむ余裕が生まれます。
日帰りで回るときのコツ
- 仙台駅起点で電車やバスを使うなら、仙台市内か塩竈・松島を選ぶと、乗り換えの手間を抑えられます
- 蔵王や白石、県北は、社寺の間が離れているため、車やレンタカーを前提にし、1日2〜3カ所までに絞りましょう
- 冬は山あいを中心に、雪や路面の凍結で道の状況が変わります。出かける前に交通情報を確かめておくと安心です
- 受付時間や参拝できる条件は、社寺ごとに異なります。御朱印の有無や授与の内容も含め、行く前に公式の情報で確かめておくと安心です
複数の社寺を一日で回るときの順番の組み方は、御朱印巡りのルートの考え方でも詳しくご紹介しています。受付時間の調べ方は、御朱印の受付時間の記事をご覧ください。
出かける前の確認
初穂料や納め方、お参りの順番などは、はじめての方ほど気になるところです。御朱印帳や小銭など、持ち物については御朱印の持ち物の記事に、いただくときの流れは御朱印のいただき方の記事にまとめています。書き置きでの授与になる場合もありますので、直書きと書き置きの違いも知っておくと慌てずに済みます。
✦ 出かける前のひとこと
初穂料は、社寺によって異なります。300〜500円が一般的な目安ですが、小銭を多めに用意しておくと、落ち着いて参拝できます。
どのエリアも、お参りをしてから御朱印をいただくのが基本です。街と海と山、それぞれの景色を楽しみながら、ゆとりのある一日を過ごしてください。

